はじめまして。 ジャパンペットライフケア協会です。 私たちはこれから、人とペットが終生、安心して快適に暮らせるために必要な情報をさまざまなカタチでお伝えしていきます。

最新のデータによると、日本における犬の飼育頭数は1186万1000頭、猫の飼育頭数は961万2000頭(※一般社団法人 ペットフード協会平成22年調べ)。その他、うさぎやハムスター、小鳥や観賞魚まで含めれば、ペットと暮らす人は相当数に及ぶと考えられます。 気持ちのすさむことや、ストレスの多い社会状況が長く続く中で、私たち人間はペットに癒しを求め、家族の一員として共に暮らすというふうに、ライフスタイルも変革を遂げています。
しかし一方で、ペットをめぐる多くの問題も起きています。その中で最も重要視しなければならないのは、ペットの殺処分です。
「言うことを聞かない」「しつけができない」「吠える」「咬む」「結婚する相手が犬(猫)嫌い」「子どもが生まれる」「ペットが飼えない場所に引っ越す」――。人間の“勝手な都合”によって保健所や動物愛護センターに持ち込まれる犬や猫たち。飼育放棄されたペットのほとんどが辿るのは“殺処分”という悲しい運命で、その数は年間28万頭にも及びます。

また、ブームに乗ってペットで商売をするうまみに溺れた人たちもいます。劣悪な繁殖場で多くの犬たちに過酷な出産を繰り返し強いて、あげくは「用済みになった」と保健所やセンターに犬を持ち込む業者。あるいは「大きくなりすぎて売れないから」と、店頭に並ぶ犬や猫たちを処分する悪徳なショップなど、信じられない事実が横行しているのです。
私たち人間はペットによって癒しを与えられ、幸せな気分になったり、楽しい気持ちになったりしますが、ペットのことも幸せにする義務があるはずです。お互いに与えることがあり、そして与えられることがある……。それは同じ地球という星の上で生活を共にする仲間として、当たり前にある“連鎖”ではないでしょうか。
家族の一員として迎え入れたら、どんなことがあっても最期の時まで一緒に過ごすことが、何よりも大切。多くの飼い主さんがこれを守るだけで、きっと殺処分数は減っていきます。

また、ペットの飼育について正しい知識を持つ努力をすること。犬や猫も、うさぎもハムスターも、種類によって性格や特徴が異なります。自分たちのライフスタイルで、本当にそのペットが飼えるのか? 問題行動が起きた時には、どうやって解決すればいいのか? きちんとしたショップやブリーダー、あるいは獣医さんやしつけのプロに相談することで、ペットとの暮らしは、さらに楽しく豊かなものになるはずです。
そして、悲しい運命にある犬や猫たちのことも覚えておいてください。日本全国の保健所や動物愛護センターで一頭でも多くの命を救おうと頑張る人たちや、そこからペットたちを救い出し、新しい家族を見つける努力を続けている多くの方々がいます。レスキューされたペットたちを迎え入れることが、動物福祉の先進国であるドイツやスイスのように、いつか日本でも当たり前になるよう願ってやみません。
私たちジャパンペットライフケア協会は、そうした思いや願いを実現するために誕生しました。
ペットと暮らす上で役に立つ情報や、ペットとの暮らしをもっと安心で、楽しく快適にするための情報をマガジン『クォーレ』、ウェブサイト『for Pets』で発信していきます。そして、日本から殺処分をなくしていくために、私たちに何ができるのかを、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
新しい一歩の始まりです。どうぞよろしくお願いいたします。

Japan Pet Life Care Society