健康・医療

守ってあげたいペットの健康-4
~健やかなシニアライフのために飼い主ができること~

Hiroko Shibanai

お話を伺った方

柴内裕子先生
赤坂動物病院院長

1959年日本大学卒。1963年赤坂獣医科病院を(現赤坂動物病院)開業。数多くの診察・手術を手掛ける傍ら、1986年(現公益社団法人)日本動物病院福祉協会の会長として、人と動物のふれあい活動、コンパニオンアニマルパートナーシッププログラム(CAPP)活動をスタートさせ、動物を伴い老人ホーム、障害者施設、小児病棟、幼稚園、小学校(動物介在活動/療法/教育)などをボランティアとして訪問している

2012年01月30日 [月]

Part 4

関節の老化

人間よりずっと速いスピードで年を重ねていく動物たち。「ウチの子はまだ若い」と思っていても、老化は毎年確実に進んでいます。では愛するペットと少しでも長く、楽しく幸せに暮らすためには、どんなことに気をつけたらよいのでしょうか。赤坂動物病院院長の柴内裕子先生に教えていただきました。

犬や猫の関節の病気にはどんなものがあるの?

 動物の関節疾患は、生まれ持った素因による遺伝性のもの、事故などによる外傷や衝撃を原因とするもの、高齢で軟骨の組成が悪くなるといった加齢的変化によるものに大別することができます。そして猫に比べ、犬に多く見られます。
そうした病気の中で小型犬に多い遺伝性疾患としては、膝の関節にある膝蓋骨がはずれてしまう「膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)」や、大腿骨頭が壊死して手術が必要となる「レッグ・ペルテス病」などが知られています。大型犬に多い疾患には歩き方や座り方に異常が出て痛みを感じる「股関節形成不全」がありますが、こうした遺伝性疾患は、若い時から症状が現れ、正しい診断と対応が望まれます。
また、「変形性脊椎症」や、ダックスフンドなどの胴長の犬種に多い「椎間板ヘルニア」は初老の発症が多く、発生直後の対応が治療に重要なので、注意が必要です。高齢に多い病気としては、他に小型犬の「変形性頸椎症」、大型犬の肘および膝の関節の変形などによる歩行の異常に注意し、正しい診断と治療を進めましょう。

老化による関節疾患の初期症状は?

 高齢犬の関節疾患は「散歩に行きたがらない」「散歩中に立ち止まる」「家族が帰宅した時の出迎えが遅くなる」などの症状から始まります。するとそのうち痛む足をかばう「跛行(はこう)」という歩き方をするようになり、年をとったので仕方ないと思う飼い主さんもおられますが、必ず正しい診断と手当をして苦痛を除いてあげましょう。老化が原因の関節疾患は、小型犬が10~12歳、大型犬は2~3年早く、7~8歳くらいからみられます。

 犬は4本の足で歩くため、体重の3分の2が前足にかかります。後ろ足には3分の1、左右それぞれなら6分の1ずつということになります。人間は2足歩行ですから、どちらかの足が痛むだけでたちまち歩行が困難になりますが、犬は足1本のトラブル程度だと、体重のかかり方が分散されていることもあって、多少痛くても歩けてしまいます。言葉で「痛い」と伝えられないうえ、かばいながらも一応歩くことができるため、見過ごされ、放置されてしまうことが少なくありません。しかし、例えば関節の中の感染や炎症が原因で痛みが生じている場合は、抗生剤や消炎剤、鎮痛剤などで治療することができます。また、手術で改善できることもありますから、「年のせい」で済ませないで、ぜひ受診させてください。

関節トラブルの予防策・改善策は?

 まず大切なのは、肥満ぎみであるならば体重を減らすこと。体重が多いと関節に負担がかかり変形や変性が進行しやすいので、体重を上手に減らしてあげることが重要です。
もうひとつ有効なのは、グルコサミンやコンドロイチンなどの軟骨の材料となる成分を摂ることです。
関節においてクッションの役目を果たす軟骨は、加齢とともに体内で材料をつくる力が低下するため、だんだんすり減ってしまいします。しかし、人間も動物も生きている限り常に新陳代謝をしていますから、材料さえ十分に供給されれば改善が可能なのです。サプリメント先進国のアメリカでは以前から動物用のグルコサミンやコンドロイチンが市販されていましたが、最近は日本でも質の良いものが手に入るようになってきました。当院でも関節や骨の疾患に有効なサプリメントとして、グルコサミンやコンドロイチンのサプリメントを以前からご紹介しています。

 トラブルの改善はもちろん予防にも有効と考えており、シニアの仲間入りをしたワンちゃんのほか、例えば「気管虚脱」という気管の軟骨の病気を起こしやすいヨークシャー・テリアやポメラニアンなどの飼い主さんには早めにご案内するよう心がけています。「気管虚脱」は、気管の軟骨が脆弱化して気管の内腔が潰れて狭くなり、空気の通り道が狭くなって炎症が起こり咳が出て、呼吸困難を起こす病気です。中年以降になりやすく、重症になると気管軟骨を補強する手術が必要になりますが、気管虚脱は超小型犬など発症しやすい犬種もある程度予測出来ますので、初老を迎えたらサプリメントを補って進行を遅らせたり、重症化を防いだりすることが期待できます。
なお、グルコサミンとコンドロイチンは一緒に摂取することで相乗効果を発揮しますので、愛犬に飲ませる場合は、両方をバランスよく含んだサプリメントを選ぶことが大切です。

犬と人間の年齢換算表

犬の年齢 人の年齢 犬の年齢 人の年齢
1ヶ月半 4歳 9年 52歳
3ヶ月 6歳 10年 56歳
6ヶ月 10歳 11年 60歳
9ヶ月 13歳 12年 64歳
1年 15歳 13年 68歳
1年半 20歳 14年 72歳
2年 24歳 15年 76歳
3年 28歳 16年 80歳
4年 32歳 17年 84歳
5年 36歳 18年 88歳
6年 40歳 19年 92歳
7年 44歳 20年 96歳
8年 48歳 21年 100歳

※公益社団法人 日本動物病院福祉協会『コンパニオン アニマル ノートブック』より

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いつまでも愛らしく無邪気なペットも、気づけば自分の年齢を超えている…。犬や猫の高齢化が進み長寿のペットが増えている中で、「これからもずっと元気でいて欲しい」「ペット専用のサプリメントが欲しい」という多くの飼い主さんの声に応えて誕生したのが、サントリーウエルネスの『Pet Health(ペットヘルス)』シリーズです。
中でも「ずっと元気にお散歩を楽しみたい!」――そんな犬の飼い主さん共通の願いをサポートするのが、『グルコサミン プラス』です。注目のサメの軟骨成分であるコンドロイチンとグルコサミンに、同時に摂りたいポリフェノール「ケルセチンプラス」を配合。ペットの関節の健康をサポートするサプリメントです。ずっと元気に走り回るためにも、ぜひお試しください。

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※1日2粒目安(15kg未満) ※1日4粒目安(15~25kg未満) ※1日6粒目安(25kg以上)

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